「経済・経営学演習」鷲崎研究室 2009年度スケジュール
 
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 前期
4月13日
オリエンテーション
 ・担当教員とゼミ生の顔合わせ,自己紹介
 ・スケジュールの連絡(入ゼミから卒論制作まで)
・役職決め
 ・ゼミ代表
 ・企画係(飲み会のセッティング,合宿の手配)
 ・会計係
 ・渉外係(他のゼミとの連絡,入ゼミ説明会担当)
 ・記録係(とりまとめ,Web担当)
・第1回課題の連絡
 ・「福岡経済の歴史再発見!」
  ・近世以降の福岡経済に関するトピックスを1つ選択し,今日におけるその歴史的意義を検討する。
   →そのために,まず福岡市博物館の常設展示室を見て,福岡の歴史の流れを吸収しよう。
   →そのうえで,自分だったらどんなコーナーを出展して,福岡の魅力をPRできるか,考えてみよう。
     (実際にブースを作ることはできないので,Powerpointにヴァーチャル・ブースを表現してみる。)
4月22日
第1回フィールドワーク:福岡市博物館
入ゼミ生&教員歓迎会(研究室発足の記念会)@「焼鳥高宮」薬院店
4月27日
・第1回課題のテーマ発表
 ・A3用紙1枚程度のレジュメを作成する。
 ・研究目的,データソース,分析方法,予想される結論を明らかにしよう。
 ・参考文献を正確に明記する癖をつけよう。
 ・ゼミ生間で統一のテーマを掲げても良いし,個別に発表しても構わない。
・足りない参考文献の探索@文系合同図書館
・次回の輪読に向けて,どの章を担当するかを決定する。
4月29日
加河ゼミ・北澤ゼミとの合同バーベキュー大会を開催
 鷲崎ゼミ,念願のインゼミを開催!
 加河・北澤両ゼミ主催のバーベキュー大会(@理系地区21世紀交流プラザ前の庭園)に,参加させていただきました。3ゼミ間には共通のクラ友が多いらしく,炭火の点火前から非常に和やかなムードが漂っていました。
 私自身にとっても,ゼミ生・大学院生を除くと,一度にたくさんの九大生と話したのは,この日が初めて。ですから,非常に思い出深い日となりました。
 ちなみに,北澤先生が手に持っている豚ホルモン(左下の写真)は,なんとアメリカ・メキシコ産!
5月04日 みどりの日 ―休講―
5月11日
・輪読
 ・テキスト:武野要子編『商業史概論』有斐閣,1993年
  ・第1章:商業史を学ぶ
  ・第2章:最近の歴史理論
   (第1,2章は武野要子筆;第3~5章は割愛)
参考文献の探索@附属中央図書館
5月18日
・第1回課題プレゼンテーション・リハーサル
 ・テーマごとに,発表ツール(Powerpoint,ハンドアウトなど)を用意。
・輪読
 ・テキスト:武野編『商業史概論』
  ・第6章:幕藩体制の成立
  ・第7章:経済社会の成立
   (第6章は武野要子筆,第7章は尾道博筆;第3~5章は割愛)

5月25日
・輪読
 ・テキスト:武野編『商業史概論』
  ・第8章:鎖国と海外貿易
  ・第9章:近世都市の発展と成立
   (第8章は尾道博筆,第9章は武野要子筆)
・北澤ゼミとのインゼミを開催
 ・第1回課題 「福岡経済の歴史再発見!」 プレゼンテーション
第1報告 「福岡のワークウェア(久留米絣)の特徴と変遷」
発表者の服飾に対する興味から,久留米絣にスポットを当てて,その歴史的意義を調べた研究。
オーディエンスからは,
 「自分なりのこだわりが強く見られ,気持ちが伝わってきた」,
 「着眼点が良い」
といった高い評価を受けました。
第2報告 「福岡の郷土料理と屋台街の形成について」
博多ラーメンと屋台街を題材にして,「福岡の食文化とは何なのか」を追求しようとした研究。
オーディエンスからは,
 「なぜ九州はトンコツ味なのか?」とか,
 「明太子も大陸文化の影響を受けているのか」
など,活発に議論されました。
第3報告 「福岡の意外な一面」
「福岡市は住みやすい!」と言われるけど,本当にそうなのだろうか?
総務省や福岡県発行の統計データを駆使しながら,「暮らしやすさとは何か」に迫った研究。
オーディエンスからは,
「福岡県の地形的要因が影響しているのではないか?」,あるいは
「福岡市以外に住みやすいところは無いのか?」
など,多様なコメントが寄せられました。
プロモーション:藤木隆宏『能力構築競争』中公新書,2003年
北澤ゼミからは,代表者2名が上記の書籍に関するプロモーションを行いました。
6月02日
・第2回フィールドワーク:「未来をひらく福澤諭吉展」@福岡市美術館
 ・「上級日本経済史」履修者,久原ゼミとの合同フィールドワークを開催
 ・見学の詳細,感想,アンケートに関しては,こちらをご覧ください。
・第2回課題の連絡
 ・ 「明治期の経済人と「グローバリゼーション」の志向性」
 ・ 7月2日,久原ゼミとのインゼミにて発表
統一テーマ 「グローバリゼーションと日本経済 ―福澤諭吉に学ぶ現代企業経営とその歴史的意義―」
 ・ 課題 日本経済新聞社編『20世紀 日本の経済人』に掲載された明治期の経済人から,
ゼミ生の興味ある人物1名(ないし数名)を採り上げ,
当時の「グローバリゼーション」に対して彼(ら)が果たした役割を検討する。
議論を福澤諭吉に絡めると,なお良い。
 ・ 報告時間 30分程度
 ・ 報告形式 3人1組のプレゼンテーション
 ・ 備考 本テーマでは,「グローバリゼーション」を,
「日本の社会経済システムが「鎖国」下の閉鎖経済システム,あるいは
「日本型華夷秩序」の枠組を越えて,欧米市場とリンクして開放経済システムに移行した結果,
引き起こされた様々な変化や現象」

と定義する。
本年度の「日本経済史」は未開講のため,各ゼミ生は,経済史のフレームワークを把握していないが,
そのかわり,特定の人物に焦点を絞り,現代経済から見た彼(ら)の魅力を演説してもらいたい。
 ・ 参考文献 日本経済新聞社編『20世紀 日本の経済人』ⅠⅡ,日本経済新聞社,2000~01年。
宮本又郎ほか編『日本経営史』新版,有斐閣,2007年。
宮本又郎『企業家たちの挑戦』(日本の近代11),中央公論新社,1999年。
6月08日
・輪読
 ・テキスト:福澤諭吉(富田正文校訂)『新訂福翁自伝』岩波文庫,1978年
  ・「幼少の時」~「大阪を去って江戸に行く」
6月15日
・輪読
 ・テキスト:福澤諭吉『新訂福翁自伝』
  ・「初めてアメリカに渡る」~「王政維新」
6月22日
・輪読
 ・テキスト:福澤諭吉『新訂福翁自伝』
  ・「暗殺の心配」~「老余の半生」
6月29日
・プレゼンテーションのリハーサル
7月02日
久原ゼミとの合同討論会を開催
 統一テーマ 「グローバリゼーションと日本経済 ―福澤諭吉に学ぶ現代企業経営とその歴史的意義―」
 ・第2回課題 「明治期の経済人と「グローバリゼーション」の志向性」 プレゼンテーション
7月13日
・輪読
 ・テキスト:武野編『商業史概論』
  ・第10章:貿易仕法の展開
  ・第11章:市場の展開
  ・第12章:幕末開港後の貿易
  ・第13章:政商・財閥・商社
   (第10~11章は尾道博筆,第12~13章は原康記筆)
・前期の総括
・夏休みの課題発表
※ スケジュールが変更になることもあります。
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