はじめまして よろしくおねがいします
 みなさん,こんにちは。明星大学経済学部で日本経済史を担当する鷲崎俊太郎です。

 通年の講座として開講するのは,今年度で5年目になります。

 履修者のみなさん,どうぞ1年間よろしくお願いいたします。
日本経済史=長期的な日本経済論
 「日本経済史」は,日本経済の過去の事実を学ぶ科目だと捉えている人も多いと思いますが,これは正しい解釈ではありません。

 これまでの日本経済に関わる傾向や政策を知ることによって現代日本の経済問題にフィードバックさせるとともに,日本経済およびその周縁経済のシステムやメカニズムを,短期的にではなく,長期的に検討していく学問です。

 そういいう意味では,「長期日本経済論」と置き換えて呼ぶこともできるかもしれません。
徳川時代から講義スタート!
 では,どのくらい「長期」なのでしょうか?

 人によって,現代から終戦直後,あるいは明治維新まで遡れば十分だと主張するかもしれません。

 でも,この授業では,徳川期(江戸時代)から現代まで,約400年間にわたる期間を対象としています。

 なぜ,徳川期を学ぶ必要があるのでしょうか?

 端的に言えば,明治時代における経済発展の基盤が,徳川時代の社会経済で成立したからです。

 最近の経済史研究では,現在も機能する日本経済の諸制度や構造は,少なからず,徳川期に形成されたことが明らかになってきました。

 この授業では,最近20年あまりで急速に塗り替えられた経済史の新しい解釈を提供することで,これから社会に出帆するみなさんたちに,長期的に日本経済の問題を考えていく方法を身に付けてもらいたいと考えています。
 この授業のいまひとつの特徴は,受講者のみなさんに五感をフル活用してもらうことにあります。

 聴覚はもちろんのこと,特に視覚を大切にしています。毎回の講義はPowerpointを使用して,内容に関する図表やグラフ,写真,映像,地図などを可能な限り掲示します。

 また,講義のアナウンスは,全てこのサイト内で行います。

 授業を「聴く」だけでなく,「目」で学習してください
経済史は講義室で起きていません。
現場で起きています!
 残り3つの感覚については,フィールド・ワークで,習得してみましょう。

 そのリサーチの結果は,夏休みのレポートとなります。

 経済史の現場として,博物館・資料館を数か所訪れてみてください。

 そして,現場に触れてみたり,匂いを嗅いでみましょう。
 (味覚は,ちょっと難しいかもしれませんが…。)
 5年目とはいうものの,不慣れな点があるかもしれませんが,その際はどうぞ遠慮なく指摘ください。

 いずれにしても,1年間の学習が将来的に有益になることを願っております。
2008年4月1日
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