「町の灯がやがてまたたき出す」府中
サントリー武蔵野ビール工場府中市郷土の森博物館
サントリー武蔵野ビール工場
・府中市郷土の森博物館のロケーション
 
サントリー武蔵野ビール工場
見学時間 10:00am-4:00pm
(工場見学・試飲の所要時間は,約60分)
定休日 ・年末年始
・臨時休業日
 (上記以外でも,工場の製造ラインが稼働していない場合あり。)
予約方法 ・前日までに,下記へ電話して予約を行って下さい。
 サントリー武蔵野ビール工場 ご案内係 042-360-9591
 (電話受付時間 9:30am-5:30pm)
・無料で見学できます。
アクセス ・JR南武線・武蔵野線「府中本町駅」下車徒歩12分
・JR南武線・京王線「分倍河原駅」南側駅前ロータリーから
 ・無料シャトルバスで5分
  (無料シャトルバスは,分倍河原駅発9:30am-3:30pmの間,
   12:30をのぞく毎時00分・30分に運行)
展示の特徴 ♪調布基地を追い越し 山に向かって行けば♪ 左に見えるビール工場。
・1963年に醸造を開始したサントリー最初のビール工場。敷地面積は,約11万㎡。
・製造だけでなく,新商品を開発する研究施設「ミニブルワリー」を兼備した点が特徴。
・いまは,「ザ・プレミアム・モルツ」の製造工程を紹介しています。
・単に試飲だけを目的とせず,ビールがどのように造られるのか,興味深く見学してみましょう。
URL http://www.suntory.co.jp/factory/musashino/index.html
(武蔵野ビール工場のページへ,リンク承諾済)
ビールができるまで
素材選び・製麦
 ビールの原料として欠かせないのが,麦とホップ。
 二条大麦に,十分な水と空気を与えて,適当な温度で発芽させたあと,乾燥させて発芽を止めると,「麦芽」ができます(左図カプセル内)。
 
 「麦芽」って,どんな味なの?
→香ばしくて,おせんべいみたい!
「ホップ」って,どんな香り?
→苦いけど,アロマの香り。
仕込
 麦芽に天然水を加えて適当な温度にしたあと,ホップを加えて煮沸すると「麦汁」となります。
発酵
 麦汁に酵母を加え,低温で発酵させると,約7日ほどでアルコール約5%の「若ビール」になります。
貯酒
 発酵を終えたばかりの若ビールを0℃に温度調節されたタンクの中で2~3週間かけて熟成させます。
 右の画像は,以前使用された貯酒タンクを通路として再利用したもの。異次元空間に,突入する感じがします。
 下の画像も,これまで使用されていた貯酒タンクです。
濾過
 熟成を終えたビールから,酵母を完全に取り除きます。
 この作業で使用される濾紙は,極めて目の細かなもの。手で触って,確認してみましょう。
缶・樽詰
 できあがったビールを,缶や樽に詰め込みます。ビールにとって,酸素は大敵。そこで,容器に詰める前に,炭酸ガスを注入して空気を押しのけ,そこにビールが注ぎ込まれます。
   
  試飲・ショッピング
 さて,お待ちかね,試飲の時間がやってきました。
 出来たてのビールのお味は,いかがですか。いまなら,「ザ・プレミアム・モルツ」と「モルツ」の2種類を,試飲できます(未成年者とドライバーには,ソフトドリンクを提供)。
 ビールと泡の比率は,7:3がベスト。缶ごと口飲みをしていると,泡の成分が出ないので,必ずグラスに注いで下さいとのことです。
 おみやげ用のビールは,ファクトリーショップで購入できます。
 
※ 工場見学で配布されたパンフレットをもとに,文面を作成しました。
※ 許可をいただいてから,館内を撮影しています。

2007年5月23日現在
 
府中市郷土の森博物館
開館時間 9:00am-5:00pm (入館は,4:00pmまで)
休館日 ・月曜日(休日にあたる場合は翌日が休館)
・年末年始(12月29日~翌1月3日)
・プラネタリウムのみ休館日もあり
入場料 <博物館観覧料(公園・復原建築物・常設展示室)>
・大人200円
・子供100円
<プラネタリウム観覧料(博物館観覧料を含む)>
・大人600円
・子供300円
アクセス ・JR南武線・武蔵野線「府中本町駅」下車徒歩20分
・JR南武線・京王線「分倍河原駅」南側駅前ロータリーから
 ・「健康センター」バス「郷土の森」下車すぐ
 ・ちゅうばす(府中市コミュニティバス)南町・四谷循環「南町2丁目」下車徒歩6分
・京王線「中河原駅」から
 ・ちゅうばす(府中市コミュニティバス)南町・四谷循環「芝間稲荷神社」下車徒歩6分
・西武多摩川線「是政駅」下車徒歩20分
サントリー武蔵野ビール工場から徒歩8分
展示の特徴 ・常設展示室,プラネタリウム,公園が一体化したフィールド・ミュージアム。
・常設展示室
 ・府中の歴史と民俗,多摩川や雑木林などの自然を,資料・模型・映像を通して紹介。
 ・時間によっては,解説員の方が展示解説をして下さいます。
・プラネタリウム
 ・直径23メートルの平面床ドームに12,000個の星や惑星が映し出されます。
 ・当日の星空について,解説があります。
 ・ビールを試飲したあと,プラネタリウムを鑑賞すると,眠ってしまう可能性があるので注意。
・復原建築物
 ・府中市域にあった実際の古民家・歴史的建造物を,敷地内に移設。
 ・一部の建物には,中に入ることができますので,往時の生活を味わってみましょう。
URL http://www.fuchu-cpf.or.jp/museum/
常設展示室
武蔵国府
21郡から成る武蔵国。その国府は,多摩郡に置かれていました。府中は,その名が示すとおり,国府の所在地でした。
国府に関連した遺跡は,立川段丘の崖線(京王線:武蔵野台~分倍河原間,南武線:分倍河原~谷保間の沿線あたり)
に沿って,幅広く見つかっています。

府中宿
府中宿では,本町・番場・新宿という3村が分担して,
宿場の役負担を果たしてきました。
本町・番場の2村は,甲州街道の開設以前から,すでに
後北条氏の宿場として,機能していたと考えられています。

宿場の中心部である本陣の向かいには,高札場があって,
庶民への基本政策や,次の宿場(調布・日野)までの距離や
駄賃銭の額が掲げられていました。
この高札場は,いまでも原形を留めて,旧甲州街道沿いに
残っています。
プラネタリウム

プラネタリウムに入ると,「星空ガイド」が配布されます。
当夜の特色を,プラネタリウムで事前に予習して,
夜になったら,実際に夜空を眺めてみましょう。
復元建築物
旧田中家住宅
甲州街道府中宿を代表する商家。近代になると,明治天皇の行在所にも宛てられました。
奥座敷,表店,土蔵,表門など,建築的に高い評価を得ています。
お座敷は,日曜・祝日になると,「そば処」に変身!

旧島田家住宅
島田家は,寛政年間から金物を,天保年間から薬種を取り扱った府中宿の商家です。
この店蔵は,1888(明治21)年竣工しました。
当時の普請帳をもとに,伝統的な左官工法を再現して復元されています。

旧府中町役場庁舎
1921(大正10)年に完成した洋風の庁舎。
屋根の飾り天窓(ドーマー・ウィンドウ),
正面玄関の屋根の車寄せ意匠などが大きな特徴。
1954(昭和29)年の府中市誕生後も,市役所・図書館
・教育研究所に使用されていました。

旧府中郵便取扱所(旧矢島家住宅)
1872(明治5)年から1889(明治22)年まで,府中郵便取扱所として使われた矢島家の居宅の一部を復元したもの。
徳川時代の矢島家は,番場宿の組頭を勤め,旅籠を営業していた家柄。
自宅に窓口を設ける方法は,旧取手宿本陣・染野家住宅にも見られます。
(写真右の郵便ポストは,残念ながら,現在使われていませんでした。)
※ 許可をいただいてから,館内を撮影しています。

2007年9月26日現在